“審美歯科”での“ホワイトニング”でもう1つ上げられるのが、高濃度の薬剤を用いて歯科医院で行われる“オフィスホワイトニング”です。
ついこの間までは、“ホームホワイトニング”がアルカリ性の薬剤を使用するのに対して、“オフィスホワイトニング”は酸性の薬剤を使用するために歯に透明感がなくなるといって敬遠されがちでしたが、最近では施術直前に中性にしてから用いられるためにそのような心配はなくなりました。
1991年に世界で最初に行われた“オフィスホワイトニング”は、日本のM社のアメリカ法人が発売したもので、35%程度の薬剤を歯に塗布して1回につき15分から30分間“ハロゲンライト”を当てるというものですが、何段階程度白くなったかを確認するための“カラーガイド”では1段階から2段階程度と効果が弱いために、満足のいく白さにしようと思えば数回の施術が必要になります。
そこで翌年の1992年に登場したのが“ダイオードレーザー”を使用した“レーザーホワイトニング”で、レーザーで薬剤を活性化させて漂白するために効率よく歯を白くすることができます。
歯の1本1本にレーザー光を当てていくために1回につき1時間から1時間半程度時間がかかりますが、1,2回施術を受ければ“カラーガイド”で3段階から4段階程度まで白くすることが出来ます。
この段階でホワイトニングの効果を上げることには成功したのですが、レーザーを使用することから“ハロゲンライト”では1本が、数千円から1万円程度で済んでいたものが1本につき1万円から3万円かかるようになって、新たな課題を残すこととなりました。
この“レーザーホワイトニング”の難点をクリアしたのは1994年に登場した“スピードホワイトニング”という方法で、ハロゲンライトの有効な光の部分のみを3倍程度に増幅してレーザー並みの効果をだすことができる機械が登場しました。
薬剤はこれまでと同じものを使用していますが、薬剤を強力に活性化させることができるために1回から3回程度の施術をうけることによって、“カラーガイド”の3段階から5段階程度まで白くすることが可能で、さらに前歯全体に光が当るように改良されることによってより短時間に、しかも“レーザーホワイトニング”の半額程度で施術を受けることができるようになりました。
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