次に“ホワイトニング”で歯の漂白が行われるしくみについてみてみることにしましょう。
ところで、“フリーラジカル”という言葉を聞いたことがありますか。
これは“活性酸素”のことで、「1日に私たちの細胞に対して10,000回以上もの攻撃を仕掛けてきて2,000個から3,000個の細胞を負かしていると言われるこの物質を撃退することが“アンチエイジング”の基本である」と言われるように、私たち人間にとっては“にっくき敵”という存在でもあります。
実は“ホワイトニング”に使われる過酸化水素は、分解するときにこの“フリーラジカル”を発生して歯の“着色有機質”と呼ばれる部分の結合を破壊し、これによって“着色有機質”の分子を小さくして色をなくしています。
そして“オフィスホワイトニング”を見ても分かるように、光やレーザーやプラズマなどがこの反応を促進させてくれますが、最近では触媒に二酸化チタンや窒素などを配合して活性化を高めることも多いようです。
“ホワイトニング”はこのように物質を溶かしたりして漂白するのではなく、物質の色を無色化させて歯の明るさを高めて白くするために、繰り返し行なっても歯そのものが溶けたり傷ついたりすることなく自然の白さを得ることができます。
また酸性の薬剤によって一時的にカルシウムが溶け出して歯の表面が荒れるために乱反射が起こって白く見えたり、歯のタンパク質の保護膜がはがれて表面が乾燥することによって白っぽくみえることもありますが、これは本来の“ホワイトニング”で求めている効果ではなく、エナメル質が正常な状態に戻ったら元に戻ります。
一方審美歯科などで行われる“クリーニング”というのは、歯の表面についている色素や汚れなどを磨いて除去し歯を本来の状態に戻すためのもので、“ホワイトニング”を行う場合でも予め“クリーニング”が行われていないと、ホワイトニングの薬剤がこれらの付着物に吸収されて歯の内部に浸透させることができないために効果が半減してしまいます。
“クリーニング”で一旦付着物を除去してから“ホワイトニング”をするというのが通常の施術の流れで、両者は目的が全く異なるものなのです。
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“審美歯科”での“ホワイトニング”でもう1つ上げられるのが、高濃度の薬剤を用いて歯科医院で行われる“オフィスホワイトニング”です。 ついこの間までは、“ホームホワイトニング”がアルカリ性の薬剤を使用す・・・・